専門職の方へ

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耳鼻咽喉科医、言語聴覚士、ろう学校・特別支援学校・難聴学級・ことばの教室などの先生方、学生など聴覚障碍児のスクリーニング、診断、教育/療育に携わる専門職の皆さまのための研修会をはじめ、様々なお手伝いをさせていただいています。

1.コミュニケーション障碍児に関する勉強会


聴覚障碍児をはじめとするコミュニケーション障碍児の診断・教育/療育に携わる医師・言語聴覚士などの先生方にご発表いただき、ディスカッションを通して、臨床や教育のお役に立てていただくための勉強会です。
全国から熱心な先生方が集い、自由に、本音で論じ合っています。
毎年1回、3月下旬から4月上旬の日曜日に開催しております。

次回ご案内

第21回 本年は2020/4/5(日)に予定しておりましたが、新型コロナウィルスの影響により延期とさせていただきます。
今後の開催につきましては、見通しが立ちましたら、改めてお知らせいたします。


プログラム(過去3回分)

第20回 2019(平成31)年4月7日

プログラム
1.わが国の聴覚障碍児早期検出―精査・診断―対策の現状認識
2.聴覚障害者の就労後に起きる問題と
幼児期のかかわりの大切さについて
3.「関係保障」の一側面~小学校難聴学級のグループ指導(実践報告)~
4.新生児聴覚スクリーニングから診断後に受診を中断した中等度難聴児
5.ダウン症児の聴覚管理について
6.重複障碍児の補聴の経過~CHARGE症候群、Pfeiffer症候群の症例から~
討論会
 テーマ1.
 NHSの普及に当りHigh quality interventionのできる人材の確保・養成をどうするか
  ※これはgraduate educationではなくpost graduate educationの問題

 テーマ2.
 聴覚障碍児に視点を置いた医療―療育/教育のリエゾン構築
  ※昔はこれが結構よくできていた。今は?

第19回 2018(平成30)年4月1日

1.聴覚障碍児対策の現状認識
2.「9歳の壁」を超え始めた聾学校の子どもたち
 —小学部における日本語文法指導の10年の成果と実践についての報告
 ―7年間の乳幼児相談における発達早期手話獲得及び幼稚部での言語活動の成果と実践
3.***大病院の人工内耳成績
4.難聴を伴った重複障碍児の検討―ダウン症児を中心に当院難聴外来の現状について—
5.診断が遅れた難聴児について―***耳鼻咽喉科の臨床からー
6.討論会 
〈テーマ〉
 1)人工内耳と手話
 2)新生児聴覚スクリーニング:検査と対策
 3)重複障碍児:難聴がある例を巡って
 4)その他 追加発言・ご質問など

第18回 2017(平成29)年4月9日

1.あいさつをかねて~ 最近の東京都における聾学校からみた聴覚障碍児の動向
2.***小児難聴外来の現状について
3.『***』の作成にいたる経過報告
4.重度難聴双生児の人工内耳装用経過
5.兄弟ともに難聴のある子供の人工内耳選択
6.難聴を合併した重症心身障碍児における補聴器装用の問題点 
7.質疑応答とディスカッション

2.聴覚障碍児早期療育支援のための人材育成研修会


新生児聴覚スクリーニング後の聴覚障碍児早期療育支援に対応する先生方(耳鼻科医、言語聴覚士、ろう学校教員等)のスキルアップのための研修会です。
毎回、テーマにそった講演や体験・実習の場をご用意いたします。全国から先生方がお集まりになりますので、各地域での医療と療育/教育の連携・チーム作りも目指しています。
聴覚障碍児の支援にあたる先生方が活動なさる際に、創意工夫を凝らすうえで必要な知識と活力が得られることを願っています。
毎年7月下旬から8月上旬の土・日曜日の2日間で開催いたします。

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第12回 準備中


プログラム(過去3回分)

第11回 2019(令和元)年8月3日・4日

グランドテーマ
新生児聴覚スクリーニング(NHS)後の療育/教育支援

1.乳幼児教育相談で必要な保護者支援
2.乳幼児期のケア・コミュニケーション支援 ~STの立場から~
3.私のHome Training Program
~その時代的背景とこれによって学んだこと~
4.脳からみた新生児・乳幼児期の発達
5.乳幼児期の補聴器装用指導
6.手話について
7.討論

第10回 2018(平成30)年8月4日・5日

Ⅰ.聴覚障碍児早期検出・診断・早期対策の現状認識(総論)
 1.わが国に於ける聴覚障碍児早期検出の現状
 2.***センター 耳鼻咽喉科を訪れる難聴を伴う重複障碍児の実態と対策
 3.聴覚障碍児の早期療育/教育支援の現状
Ⅱ.早期療育/教育支援(各論)
 1.家族支援
 2.乳幼児教育相談の保護者支援で大切にしていること ―***聾学校の場合―
 3.乳幼児に対する補聴器装用指導
 4.幼児期の言語指導
Ⅲ.保護者および当事者の立場から
 1.聴覚障碍児の育ちについて -我が家の子育てを振り返ってー
 2.言語的思考威力の重要性 -当事者の立場からー
Ⅳ.医療と教育の連携
 1.子どもの人工内耳の現状と動向
 2.手話と人工内耳 -トップダウン方式についてー
 3.田中美郷教育研究所で指導を受けている人工内耳装用児の実態
Ⅴ.難聴を伴う重複障碍児対策
 1.ケースの紹介
 2.保護者の育児体験

第9回 2017(平成29)年7月29日・30日

テーマ:聴覚障碍か?発達障碍か?
―言語をはぐくむのに工夫を要する聴覚障碍児の理解と教育―
1.ごあいさつ
2.聴覚障碍児の言語指導法の基本
3.特別講演1
  発達障碍児の視覚認知-評価と支援について 
4.複数の専門職の連携による『工夫を要する子ども』へのアプローチ
  ~実際の症例を通して~
5.特別講演2
  小児のAPD
 (Auditory Processing Disorder=
  聴覚情報処理障碍)等のための最新の
  ワイヤレステクノロジー
6.最新のワイヤレステクノロジーの
  ご紹介と試聴
7.発達障碍を伴う聴覚障碍児への支援

3.実習生の受け入れ

言語聴覚士を目指す専門学校から実習生を受け入れております。毎年、複数の学校から20名ほどの実習生がおいでになります。これまでの実習生は200名を超え、各地で言語聴覚士として活躍しています。
また、現職の言語聴覚士の実習も受け入れております。

4.見学

耳鼻咽喉科医師、言語聴覚士、ろう学校の先生、学生などの見学を随時お受けしています。難聴乳幼児や小学生に対する指導を、同じ室内でご覧いただいております。
地域の学校の先生方の会など、集団での見学もお受けいたしておりますので、見学なさりたい内容をお知らせください。見学のお申し込みは電話かFAX・Eメールでお受けいたしております。

5.幼稚園・保育園・学校訪問

難聴をお持ちのお子さまが通われている幼稚園・保育園・小中高等学校等に専門職が訪問いたします。保護者のご希望によりまして、就園・就学前に、園や学校にご説明にお伺いさせていただくことができます。また就園・就学後は、状況に応じて訪問し、クラスの様子を見せていただき、先生方へのご説明やご配慮のお願いをさせていただいております。同じクラスや学年の児童・生徒の皆様に難聴理解のためのお話をさせていただくこともできます。
聴覚障碍児が在籍する園や学校と専門職が連携することにより、より良い園生活・学校生活を送ることができています。

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